安全配慮及び傷害リスクへの対策について

当ジムにおける安全対策について

2022年4月21日、独立行政法人国民生活センターより、『「パーソナル筋力トレーニング」でのけがや体調不良に注意!-コロナ禍でより高まる健康志向や運動不足解消の意外な落とし穴!?-』という記事が公表されました。

こちらの記事では、パーソナル筋力トレーニングで腰椎骨折等の全治1カ月以上を要する重傷を負ったという事例が紹介されています。また、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)宛には健康被害に関する相談が約5年間で105件も寄せられており、なかには「神経・脊髄の損傷」や「筋・腱の損傷」をした事例もあるようです。

また、こちらの記事以外でも、消費者安全調査委員会(消費者事故調)は2023年5月19日、パーソナルトレーニングジムが増える一方で健康被害の報告も増加していることを背景に、パーソナルトレーニングジム実態調査へ乗り出すことを明らかにしました。

ここ数年で、パーソナルトレーニングは世の中に広く認知されてきたように思います。しかしながら、業界自体がまだ若い故なのか、お客様に対する安全配慮が十分に行き届いていない感は否めません。

数年来この業界に携わってきた身として、業界全体がこのような状況にあることを重く受け取っております。

お客様が傷害を負うリスクを極力低減し、安心・安全に運動に取り組むことができる環境を整えることは、我々トレーニング指導者の最低限の責務です。したがって、当ジムでは安全配慮および傷害リスク対策として、以下のような取り組みを徹底することをお約束します。

皆様が少しでも健やかな生活を送ることができるよう、万全の環境を整えてお待ちしております。

トレーニング指導者 岩崎 亮


Ⅰ 施設・設備の日常点検および整備

日々の営業開始前に、施設・設備の破損や不具合がないかを確認し、安全にトレーニングが行える環境を整えます。また、トレーニング器具は毎回使用後に消毒を行い、感染症対策に努めます。

Ⅱ 指導開始前の身体評価とリスクスクリーニング、毎回のバイタルと体調の確認

初回評価として姿勢や動作、筋力、関節可動性等の確認を行うことで、運動によって生じ得る傷害リスクを見極め、これに応じたトレーニングプランをご提案します。
また、毎回のトレーニング開始前に、血圧・脈拍の測定や記入式の体調確認シートを利用して健康状態を確認し、トレーニング実施の可否を判断します。

Ⅲ リアルタイムで運動負荷をモニター

トレーニングジムにおける健康被害の主な原因のひとつとして、過剰な負荷でのトレーニングがあげられます。当ジムでは、有酸素運動や器具を使用する筋力トレーニングを行う際、脈拍や動作スピードをリアルタイムでモニターすることで、客観的な数値によって適切な運動負荷を判断します。

Ⅳ 原則として姿勢・動作の改善から取り組む

日常で生じ得る慢性痛等の問題は、姿勢や日常動作に起因することが多々あります。
当ジムでは、初回評価をもとに傷害リスクを見極め、まずはそのリスクを低減させるための訓練を優先的に指導させていただき、お客様が永く安全にトレーニングに取り組んでいただけるよう尽力します。

Ⅴ トレーナーの質の向上

トレーニング科学や医学の世界は、日々、情報が更新されていきます。
当ジムでは、科学的により安全で、かつ効果的な手法をもってトレーニング指導が行われるよう、常に最新の情報を収集するよう努めます。

Ⅵ 応急処置体制について

当ジムのトレーナーは医療系の国家資格(理学療法士)を有しているほか、施設内には看護師もおり、緊急時の対応が可能な体制を整えております。

Ⅶ 保険及び保障内容について

当施設が加入している保険に沿った保障内容となります。
詳細についてはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。